弊社代表 松山洋一のインタビューが日本経済新聞の@EDGEに掲載されました

「日本経済新聞」(2023年8月9日朝刊)の@EDGEコーナーに弊社代表松山洋一のインタビューを取り上げていただきました。

エキュメノポリスの松山CEO「英語への苦手意識払拭」@EDGE (日本経済新聞 2023年8月9日朝刊)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC279H00X20C23A7000000/

日本経済新聞、NHK、日テレなど複数メディアに取り上げていただきました

弊社のLANGX Speaking事業や千葉県様との実証事業に関する取組みについて、多くのメディアに取り上げていただきました。
放送や記事の詳細につきましては、以下をご覧ください。

日本経済新聞 (2023/7/25夕刊第1面および電子版)

中高英語に対話型AI – 文科省、9月から実証まず自宅学習
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73021060V20C23A7MM0000/

NHK (2023/7/31 NHKニュース7およびニュースウォッチ9)

中学「英語」 話す力や書く力に課題 全国学力テスト 結果公表
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230731/k10014147941000.html

日テレ (2023/8/1 news every.)

【解説】英語を「話す力」に課題…6割以上の生徒が1問も正解できず 学力向上のカギに「対話型AI」
https://news.ntv.co.jp/category/society/193fcc44804d4d1fb6f7cfde64e4f5d7?fbclid=IwAR0v7VjCxRoDJbOVO2eXPDTJy75UMGs9zxPskfO1qq8nVdY6cDbwCAgFDlo

会話AIエージェント搭載型英語スピーキング診断サービス「LANGX Speaking」を教育機関および一般機関向けに予約販売開始

早稲田大学での正式導入を経て、他大学、小中高学校、英会話学校、その他の教育機関および一般機関向けに本日より予約受付開始。EDIX教育総合展(5月10〜12日 東京ビッグサイト)にも出展。

株式会社エキュメノポリス(本社:東京都新宿区、代表取締役:松山洋一、以下「当社」)は、最新の生成AIも搭載された会話エージェントとの自然な会話による英語スピーキング能力診断サービス「LANGX Speaking(ラングエックス・スピーキング)」を、本日より教育機関および一般機関向けに予約販売を開始いたします。

LANGX Speakingは、2023年度から早稲田大学の正規英会話授業科目「Tutorial English」(年間1万人以上受講)に正式導入された他、2023年3月に世界的クリエイティブイベントSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト、米国テキサス州オースティン)の教育系スタートアップ・ピッチコンペティション「SXSW EDU Launch」のファイナリストとして東アジアから唯一登壇する等、世界的な認知度も高まってきております。

デモアカウント登録受付も開始いたします(本リリース文中の登録案内をご参照ください)。EDIX 教育総合展(5月10〜12日 東京ビッグサイト・西展示棟 小間番号17)のブース展示でも直接ご説明いたしますので、是非お立ち寄りください。

【従来の英語スピーキングテストの問題点】

日本の英語教育において、英語による「コミュニケーション能力」の養成が重要視されながらも、その指導方法や評価方法、教材が十分でないことが長らく指摘されてきました。世界的な語学能力判定基準であるCEFR(Common European Framework of Reference;ヨーロッパ言語共通参照枠)では、英語4技能(読む・書く・聞く・話す)のうち、特に「話す(Speaking)能力」は語彙の豊富さ・文法的正しさ・流暢さ・発音の良さ・インタラクティブ性・一貫性などの要素によって説明されると定義されています。このなかでも特に既存の英語能力自動判定テストが不十分と指摘されてきたのは、他者と会話するうえで重要とされる「インタラクティブ性」、「一貫性」の視点でした。従来の読み上げ型のようなテストによる判定では、このようなインタラクティブな特徴を捉えずことが原理的に難しく、実際のコミュニケーション能力を十分に反映されていないことが指摘されてきました。

【LANGX Speakingとは】

上記のような従来の英語テストの問題点に対してLANGX Speakingでは、会話AIエージェントが自然なインタビューやロールプレイ対話を通して学習者の能力を引き出し、トータル的なスピーキング能力判定を行い、その判断根拠と結果、さらに次の学習課題を詳細にレポートします。会話するほどに学習者を知り、より適切なフィードバックをお届けすることができます(特許出願済)。

  1. 英会話能力を引き出す自然な会話:LANGX Speakingのテスト冒頭では、エージェントが受験生の緊張感を和らげるような会話をしてリラックスした雰囲気をつくります。それに続くインタビューでは、受験者との会話の中でインタビューアー役のエージェントが相槌を打ったり、返答を考えている間は待っていてくれたりします。答えに窮して会話が詰まると、別の話題に誘導し会話を展開する等、リアルな面接に近似した体験が可能です。回答者の発話内容から英語のレベルを読み取り、質問の難易度も自動で調整した会話を実現します。インタビューの後半では、簡単な議論対話も展開されます。
  2. 真の英会話能力を評価:エージェントとのインタラクティブな会話を通して収集した発話データを用いて、語彙の豊富さ・文法的正しさ・流暢さ・発音の良さ・インタラクティブ性・一貫性の6つの側面(CEFR 基準)から、受験者のスピーキング能力を自動判定します。受験者はLANGX Speakingの受験を通して、自身のレベルを確認できると共に、英語スピーキングにおける自身の強み・弱みを把握することができ、以降の英語学習に役立てることができます。最新の判定モデルでは、CEFR能力判定の専門家集団の判定精度を大きく上回る性能を実現しています。
  3. 廉価な価格で提供:人間の専門家が行う面談型のスピーキング能力判定テスト(一般的に5,000円〜20,000円程度の受験費用)に比較して、LANGX SpeakingはAIを活用することで1回2000円以下でご提供いたします。
能力診断結果の一例。CEFR基準に基づき、各能力のスコアやその判断根拠などが提示される。

【5月10日より教育・一般機関向け予約販売開始】

LANGX Speakingは、早稲田大学での正式導入を皮切りに、5月10日より小中高校、大学、英会話スクール等の教育機関、および一般企業向けに予約販売を開始いたします。ご興味をお持ちのご担当者様は、EDIX 教育総合展にお越しいただくか、以下のお問い合わせフォームよりデモアカウントをお申し込みください。

お問い合わせフォーム

▼機関ごとの導入イメージ

LANGX Speaking 教育機関・一般機関向けご提供イメージ

各教育機関・一般機関ごとに、LANGX Speakingの必要回数分の受験チケットをご購入契約いただき、各機関に所属する学習者にスピーキングテストを受験いだだけます。各学習者はLANGX Speakingの専用サイトに自身のラップトップやタブレット上のWebブラウザ経由でアクセスして、所属機関から配布される受験チケットを登録後、オンライン会議を行うような手軽さでスピーキングテストを受験することができます(特別な機材やソフトウエア等は不要)。判定結果は通常数分程度で学習者本人に返却されます。

各機関の担当者は、LANGX専用コンソールから所属する学習者全体の受験状況や能力向上の様子を確認することができます。今後、日々進化する診断システムにより、さらに詳細で正確な診断結果や成長の過程が参照可能になり、データ分析に基づくカリキュラム立案等にご活用いただけます。

▼早稲田大学での導入実績

早稲田大学では、正規科目である英会話授業「Tutorial English」の英語能力判定テストとして2023年度から正式に採用されました。年間のべ1万人以上の受講学生が使用することが予定されており、導入が開始された2023年3月には、まず約4000人の新入学生が実際に受験し、実際の英会話授業のクラス分けに使用されました。

Tutorial Englishは、英語スピーキング能力の育成に重点がおかれた、1グループ最大4名の少人数制の授業です。2002年の開講以来、約20年にわたり、早大生の英会話力の向上の一端を担い、毎年のべ約1万人の学生が履修する早大の看板科目の一つとなっています。この受講前後での学習効果測定やクラスのレベル分けを目的として、2023年度からLANGX Speakingが正式導入されました。英語による対人コミュニケーションスキルを深く測る技術が導入されることによって、より適切なレベルでの授業履修と一層の学修効果向上が期待されています。

【EDIX 教育総合展(東京)に出展】

2023年5月10日~12日に、東京ビックサイトで開催予定の「EDIX 教育総合展(東京)」の会場のエキュメノポリスのブース展示にてLANGX Speakingを直接ご紹介をいたします(入場無料)。是非会場にお越し下さい。

  • EDIX 教育総合展(東京)https://www.edix-expo.jp/tokyo/ja-jp.html
  • 日時:2023年5月10日(水)~12日(金) 10:00~18:00 ※最終日のみ17:00終了
  • 場所:東京ビッグサイト 西展示棟、小間番号17「エキュメノポリス」
  • 参加方法:イベントサイトより事前登録(無料)の上、会場にお越しください。

【大学発スタートアップ】
早稲田大学発スタートアップである当社のLANGXサービスには、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO;ネド)委託研究「人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業」(委託先:早稲田大学)、NEDO助成事業「研究開発型スタートアップ支援事業/シード期の研究開発型スタートアップに対する事業化支援(STS)」(助成先:当社)、および国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT;エヌアイシーティー)委託研究「Beyond 5G シーズ創出型プログラム」(委託先:当社)で開発されてきたエージェントとの高臨場感インタラクション研究の成果も含まれています。日本発の産官学連携型イノベーションでもあるLANGXの社会実装を進めてまいります。

早稲田大学として受けた公的支援

  • [委託研究] 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「人と共に進化する次世代人工知能に関する技術開発事業」『人と共に成長するオンライン語学学習支援AIシステムの開発』2020年度採択
  • [助成] 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START) 「社会的会話AIを搭載したメディアサービスの事業化」 2019年度採択

エキュメノポリス社として受けた公的支援

  • [委託研究] 国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)委託研究「Beyond 5Gシーズ創出型プログラム『会話AIエージェントとの高臨場感インタラクション体感実現のためのXR通信基盤の研究開発』2022年度採択 https://www.nict.go.jp/publicity/topics/2022/08/05-1.html
  • [助成] 国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)研究開発型スタートアップ支援事業/シード期の研究開発型スタートアップに対する事業化支援(STS)「マルチドメイン会話AIエージェントプラットフォーム事業開発」 2022 年度採択 https://www.nedo.go.jp/koubo/CA3_100345.html

【株式会社エキュメノポリス 概要】
「Equmenopolis」という社名は、1960年代に夢想された概念「Ecumenopolis」(惑星都市)に由来します。当社名の冒頭2文字「Eq」には、 今後人間の共同活動者としてのAIが備えるべき「心の知能(EQ)」が表現されており、Equmenopolisは「人間とAIが豊かに共存する電脳惑星都市」を意味します。新型コロナウイルス感染症の蔓延や、人工知能の急速な発達にも端を発して出現した新しい社会の局面を前にして、人間とAIが豊かに共存し価値を創造できるデジタル社会モデルを提案してまいります。

  • 本社:東京都新宿区西早稲田一丁目22番3号 アントレプレナーシップセンター内
  • 研究所:東京都新宿区早稲田27 グリーン・コンピューティング・システム研究センター 301
  • 設立:2022年5月2日
  • 代表取締役:松山 洋一
  • 主な事業:会話AIエージェントプラットフォーム開発およびそのアプリケーションの開発
  • URL:https://www.equ.ai/ja/

株式会社エキュメノポリス 代表取締役 松山洋一がWizWe総研様に客員研究員として参画

株式会社エキュメノポリス(本社:東京都新宿区、代表取締役:松山洋一、以下「当社」)の代表取締役 松山洋一が、習慣化プラットフォームを開発・運営する株式会社WizWe(ウィズウィー、所在:東京都千代田区、代表取締役CEO:森谷 幸平、以下「WizWe社」)の研究機関であるWizWe総研に客員研究員として参画いたします。

WizWe社は、「習慣化プラットフォームで100億人をありたい姿へ」をビジョンに掲げ、習慣化プラットフォーム「Smart Habit」を開発・運営し習慣化の社会実装に取り組んでいます。WizWe社の研究機関であるWizWe総研では、過去3万人分の行動データをもとに、専門の研究員が学術的な研究手法に基づいた分析を行っています。分析結果から導き出された習慣化のノウハウは、学術理論による裏付けとともに最適化され、Smart Habitの習慣化サポートサービスに実装されています。

WizWe総研の客員研究員として当社代表取締役松山が参画しコラボレーションすることで、習慣化プラットフォーム「Smart Habit」のさらなるサービスの向上および習慣化による社会課題解決を目指すとともに、WizWe社と当社の今後の協力関係をさらに強化していきます。

早稲田大学様の正規授業科目Tutorial EnglishにてLANGX Speakingを正式採用決定

株式会社エキュメノポリス(東京都新宿区、代表取締役:松山洋一、以下、当社)は、本日、学校法人早稲田大学様(東京都新宿区、総長:田中愛治、以下、早稲田大学)が早稲田大学グローバルエデュケーションセンター英語科目Tutorial Englishの英語能力判定テストとして、当社が開発した会話AI(人工知能)を使った英会話能力判定システムLANGX Speakingを2023年度新学期から、正式採用をいただいたことを発表いたします。

2002年の開講以来、早稲田大学生の英会話力の向上の一端を担い、毎年約1万人の学生が履修するTutorial Englishは早稲田大学において看板科目の一つとなっています。LANGX Speakingをご利用いただくことで既存の英語能力判定テストでは評価するのが難しかった「インタラクティブ性」、「一貫性」
の視点をLANGX Speakingで実現します。LANGX Speaking導入により会話能力がより精度が高い自動判定ができるようになるとともに適切なレベルでの授業履修と一層の学修効果向上が期待されます。

これにより、年間10,000人規模の早稲田大学生がLANGX Speakingを2023年度新学期からご利用いただくこととなります。

参考: 早稲田大学プレスリリース記事 – https://www.waseda.jp/top/news/88039

エキュメノポリス、世界的EdTechイベント「SXSW EDU Launch」にファイナリストとして登壇

EdTechスタートアップの登竜門的ピッチイベント「SXSW EDU Launch」の東アジア唯一のファイナリストに選出。3月7日、日本発の英会話学習新体験サービスを世界に発表。

SXSW EDUにてLANGXを発表

株式会社エキュメノポリス(本社:東京都新宿区、代表取締役:松山洋一、以下「当社」)は、世界的クリエイティブイベントSXSW(サイス・バイ・サウスウエスト、米国テキサス州オースティン)の教育系スタートアップ・ピッチコンペティション「SXSW EDU Launch」のファイナリストに東アジアから唯一選出されました。

詳しくは、弊社のプレスリリースをご参照ください。

会話AIエージェント開発のエキュメノポリス、シードラウンドにて総額4.5億円の資金調達を実施

早稲田大学 知覚情報システム研究所の会話AIメディア研究グループが2022年5月に設立した株式会社エキュメノポリス(本社:東京都新宿区、代表取締役:松山洋一、以下「当社」)は、 Beyond Next Ventures株式会社(以下「BNV」)から第三者割当増資を実施しました。また、NEDO認定VCでもあるBNVからの支援を受け、2022年度「NEDO シード期の研究開発型スタートアップに対する事業化支援 (STS)」、総務省/NICT「Beyond 5G 研究開発促進事業・シーズ創出型プログラム」の研究委託先に採択され、エクイティ・助成金を合わせて総額4.5億円の資金調達となります。

資金調達の背景

当社は、人間とAIが協調することで生産性と品質を向上する世界を目指し、教育・小売・医療現場や窓口業務等の労働集約的な対人サービス業をオンライン代行する会話AIエージェントプラットフォームを開発しています。2023年には、プラットフォームをフル活用した第一弾製品として英会話学習支援サービスを展開予定です。

資金使途

  • プラットフォームの開発加速:会話AIエージェントが提供する会話パターンやスキルを拡張するとともに、WebブラウザやVR・AR ゴーグルなど、あらゆるモバイルデバイスで手軽に臨場感あふれる会話体験の実現を目指します。
  • リサーチャー/エンジニアの採用強化:研究開発を加速するため、対話システムや自然言語処理、デジタルヒューマン、並列分散処理・仮想化等の技術分野、および第二言語習得や応用言語学分野のリサーチャー、エンジニアを積極的に採用してまいります。詳しくは、当社HPの採用ページにアクセスください。
  • 市場拡大:当社のすべての事業は国内に留まらず、海外への販売を予定しています。2023年初頭の言語学習支援サービスのリリースを皮切りに、言語の壁を越えたグローバルマーケットへの展開を目指しています。

本リリースに関するお問合せ先
エキュメノポリス社 広報担当

社会的知能を持つ会話AIでSociety5.0の実現へ 〜 早稲田大学発スタートアップ「エキュメノポリス」設立

会話AIエージェントサービスのプラットフォームを開発する株式会社エキュメノポリス(本社:東京都新宿区、代表取締役:松山洋一、以下「当社」)を2022年5月2日に創業いたしました。

当社は、早稲田大学グリーン・コンピューティング・システム研究機構 知覚情報システム研究所の会話AIメディア研究グループの研究員らが中核となって設立された大学発スタートアップです。デジタル化が進む未来社会「Society 5.0」において、各産業の労働集約的な対面業務を支援・代行するための会話AIエージェントプラットフォームを開発し、人間とAIが協調して各事業者の生産性と品質の向上の実現を目指します。

エキュメノポリス創業チーム

人間とAIの豊かな共存世界を創出

開発している会話AIエージェントプラットフォーム「LANGX」(ラングエックス;Language Experience Platform)は、ビデオ会議やメタバース環境など、様々な使用シーンでのAIエージェントとの会話体験サービスを実現するために以下のような主要機能を提供します。

  • 意図推定:音声・言語・顔画像、視線情報等を入力として特徴抽出し任意の抽象度の意図情報を認識します。
  • インタラクション制御:ユーザーが発話を継続する意図があるのか発話を終了したのかを判定する機能や、発話の被りが発生した際に解決するような機能など、タイミング制御に関わる一連の機能群を提供します。
  • 発話動作生成:対話の状態に合わせて,談話的・統語的な情報から各種ジェスチャーの軌跡を生成したり、ユーザーが発話している際に同調的な表情や頷きの生成をするなどの言語・非言語動作を生成します。
  • 会話能力判定:ユーザの会話能力を判定します。 語学学習支援アプリケーションにとどまらず、広くコミュニケーション能力判定に利用されることが期待されています。
  • Human-in-the-Loop 機械学習:会話AIエージェントサービスを実現する上での各種のパターン認識(例:意図推定や能力判定)や、対話シナリオのデータ収集を不特定多数のクラウドワーカーにタスクとして依頼して高品質のデータを生産します。
  • 対話制御:上記サービス群をオーケストレーションする対話制御サービス。 ユーザーはそれぞれのビジネスロジックに沿って対話シナリオを自動・半自動に記述し、ビデオ会議やXRのデバイスを通して会話インタラクションを実現することができます。

現在、LANGXによりサポートされる会話のパターンには、インタビューのようにユーザーの情報を適切に引き出せる質問を行うものや、ミュージアムガイドのようにユーザーの興味に応じて説明を展開するようなものがあり、今後、窓口業務や小売の現場などで人間とAIエージェントが共同意思決定を行えるような、各産業での活用シーンを見据えた多様な会話パターンがサポートされていく予定です。また、ユーザーの興味や対話履歴に基づく会話のパーソナライゼーションには量子コンピューティング技術も活用されています。

創業チーム

代表取締役の松山は、早稲田大学 基幹理工学研究科 情報理工学専攻で博士号を取得後、米国カーネギーメロン大学にてダボス会議公式バーチャルアシスタントの研究開発プロジェクトや米Google、Microsoft、Yahoo!などとの各種会話AI産学連携プロジェクトを主導し、帰国後の2019年度に早稲田大学 知覚情報システム研究所に主任研究員(研究院 准教授)として着任しました。その他経営陣には、国際経験豊かな技術経営コンサルティング出身の最高戦略責任者CSO、AI・ロボット分野の研究開発マネージャー出身の最高執行責任者COOの就任が決定しています。

研究開発メンバーには、音声対話システム、自然言語処理、機械学習の研究者、VR/AR技術者、応用言語学者、建築家、アーティストを擁し、その約半数以上は博士号取得者で構成されます。国籍も日本、米国、フランス、ポーランド、コロンビアなど多岐に渡り、今後も世界トップクラスの研究者・技術者の積極的な採用を予定しています。

早稲田大学の知覚情報システム研究所発スタートアップとしては、人間-AI協調フレームワーク開発を行う株式会社知能フレームワーク研究所も先行して創業されており、当社とシナジーを生み出していきます。

早稲田大学提携VCによる創業支援

当社は、早稲田大学提携VCのBeyond Next Ventures株式会社およびウエルインベストメント株式会社と共に創業準備を行ってきました。2019~2020年度にウエルインベストメントが事業プロモータをつとめたJST START事業では、社会的会話AI技術を活用したメディアサービスの事業開発を行い、2021年に開催されたBeyond Next Venturesが主催するディープテック特化型アクセラレーションプログラム「BRAVE」では、特に英会話学習支援事業のビジネスモデルのブラッシュアップが行われました。今後、2022年4月に設立された早稲田大学ベンチャーズ株式会社やスタートアップ・エコシステム形成支援事業GTIEプログラム等との連携も含め、早稲田オープンイノベーションバレー構想の一翼を担うことが期待されています。

株式会社エキュメノポリス(Equmenopolis, Inc.)

社名「エキュメノポリス」は、1960年代に夢想された「あらゆる都市がネットワーク化され、ローカル性とグローバル性が両立する理想的な世界都市」という概念「Ecumenopolis」に由来します。冒頭の2文字「EQ -」には、今後人間の共同活動者としてのAIが備えるべき「心の知能」が表現されており、Equmenopolisは「共存する電脳世界都市」を意味します。新型コロナウイルス感染症の蔓延に端を発して出現した新しい社会の局面を前にして、人間とAIが豊かに共存し価値を創造できる社会モデルを提案してまいります。

  • 代表取締役:松山 洋一
  • 本社:東京都新宿区西早稲田一丁目22番3号 アントレプレナーシップセンター内
  • 研究所:東京都新宿区早稲田27 グリーン・コンピューティング・システム研究センター 3階 
  • 主な事業:会話AIエージェントプラットフォーム開発およびそのアプリケーションの開発
  • 会社サイトhttps://www.equ.ai/
  • 主な採択実績
    • 国⽴研究開発法⼈ 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)「⼈と共に進化する次世代⼈⼯知能に関する技術開発事業」(2020年度採択)
    • 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)「研究成果展開事業 大学発新産業創出プログラム(START)(2019年度採択)
    • 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)SBIRフェーズ1(2021年度採択)
    • 富士通研究所デジタルアニーラ共同研究(2021年度採択)
    • Beyond Next Ventures主催アクセラレーションプログラム「BRAVE」(2021年度採択)
  • 主な協力機関
    • 早稲田大学 グリーン・コンピューティング・システム研究機構
    • 早稲田大学 アントレプレナーシップセンター
    • Beyond Next Ventures 株式会社
    • ウエルインベストメント 株式会社
    • 早稲田大学ベンチャーズ 株式会社
    • 株式会社 早稲田大学アカデミックソリューション
    • 株式会社 e-sia
    • 株式会社 知能フレームワーク研究所
    • 株式会社 内外切抜通信社
    • オルトブリッジ・テクノロジー 株式会社
    • Choitek 合同会社
    • 山﨑企畫研究所
    • レビ設計室

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